二人セゾン4周年

らしいので、一筆したためます。

よく考えたら2020年、インターネットで一度もまともに発信していない。このまま今年が終わってしまったらもう俺は一生インターネットに戻ってこれない気がする。そんな胸騒ぎを打ち消すためにとりあえず何かをアウトプットしたい。それゆえの起稿。ただの延命措置。だから特に何か言いたいことがあってこの記事を書いているわけではない。アウトプットのためのアウトプット。Byteの無駄遣い最高!一番好きなインターネットの使い方です!

さて、「二人セゾン」というJPOP界に燦然と輝く金字塔を生み出したアイドルグループの”解散”に関しまして今さらお気持ち表明してやりたい気持ちもやまやまではあるが、残念ながら俺はもう去年の全ツ仙台公演を最後に満足にコンテンツを追っておらず、このアイドルに対する一家言を何ら持ち合わせていない。去年全ツファイナルの東京ドーム公演を二日間ともチケット確保していたにもかかわらず仕事の繁忙期と重なり干してしまった時点で、推しメンを失ってから一年経って本当の意味で俺の心はグループから離れてしまったのかもしれない。アイドルコンテンツは出席確認が大事、継続は力だと改めて実感する。そんな心持ちにとある事情も重なって今年ドキュメンタリー映画を観るモチベーションはとてもじゃないが湧いてこなかった。そして当然のように解散ライブの配信も観ていない。そんな中途半端な形でケヤカスを引退した俺に欅坂46解散を語る資格はないので、語りません。一生二人セゾン期の欅坂46の思い出に縋り続けてやるからな。このブログを書き始めるにあたって二人セゾンのMVを久しぶりに見てみたけど、それにしても、良い曲だなあ...欅坂っぽいね。って言われるような立ち位置の曲に育っていくはずだったのにね。

そんなこんなで俺の好きだったアイドルグループは今年特に激動の一年を過ごしたようだが、俺にとってもまさに”激動”という言葉が相応しい一年だった。3月末に引っ越した。転勤に伴いこれまでの人生のほとんどを過ごしてきた都内の実家を出て、とある地方都市に移住した。上に”とある事情”と書いたのは、ドキュメンタリーを上映している最寄りの映画館が250km先にしかなかったためだ。情けないことに俺は趣味が飲酒とアイドルの子供部屋おじさん。今まで親に寄生し続けてきたツケが回ってきたのか一人暮らしの生活は初めてのことばかりでたまに死にそうになったりもしているが、何か一つできるようになるごとに少しずつ自分がまともな人間になっていっているような、そんな錯覚に陥る。まぁオタクは一度オタクになったが最後、真に民間人に戻れることは絶対にないのですが。

他にも新たに色々なことを始めた。車を買った。ゴルフを始めた。自炊を始めた。積読を再開した。Nitendo Switchを買った。Fire TV Stickを買った。今は麻雀を始めようとしている。そろそろ資産運用も始めようと思っている。今度は釣りを始めたい。実はもう既に飽きて手をつけてないものもある。だが、何か一つ始めるたび、何かを一つ経るたび自分が”民間人”へと標準化されていく感覚は、そんなに悪くない。このまま、実家に住み続けて経済的にも精神的にも自立を果たせないまま、お酒を飲むかアイドルのケツを追っかけるかでしか自意識を満たすことができないままだったら、きっとそのうちどこかで人生の限界が見えてたはずだから。これでいいのだ。(バカボンのパパ)

新しく始めたこともあれば、できなくなったこともある。毎年夏には必ずROCK IN JAPAN FESTIVALに行っていたが、今年はコロナ禍のためついには叶わなかった。その他のライブにも一度も行かなかった。当たり前が当たり前じゃなくなることがあるとは頭では分かっていたが、いざ直面すると受け入れがたい。ニューノーマルだかノーノーマルだか知らないが、俺はライブは3密空間で観てこそだと思っているので、早くモッシュピットに戻れる日を今は心待ちにしたい。

引っ越して半年以上が経ったが、やっぱり俺は東京の方が好きだし、東京の暮らしの方が合っている気がする。でも地方に住んでみてよかったと思っている。今まで東京の満ち足りている感じを漫然と享受しながら生きてきたが、”足りなさ”を経験するからこそ満ち足りていることのありがたみが分かるというもの。人生の深みが生まれるのはきっと"渇望感"からだ。希望は体力、まだまだ大丈夫。

 

勢いでここまで書いてみたが、全然文章を推敲できていないので、明日の朝には何もなかったことになっているかもしれない。

それはそれでご愛嬌ということで。


「ひと夏の長さより・・・」という曲が好きだ。イントロの切なげなピアノ演奏から歌詞世界にグッと引き込まれ、脳裏によぎるのは誰しも一度は経験した夏の情景。花火、かき氷、浴衣、スイカ。君に恋した、あの夏。この曲には、聴く人全ての甘酸っぱくも切ない青春の記憶が詰まっている。

昔は夏より冬の方が好きだった。夏の暑さが本当に苦手で。そして冬の「雪が降る」という一点でその他の季節と圧倒的に差別化を図っている感じが好きだった。しかし自分も年を取ったものだ。最近はだんだんと冬の寒さが体に堪えるようになってきた。凍てつく空気が細胞の一つ一つに染み渡るようになってきた。一方夏は夏で、はたして地球温暖化の影響か、暑さが留まるところを知らず年々過酷になっていく。今年はといえば既に30度超えを連発、北海道でまさかの5月の観測史上最高気温を更新。なんて上々の滑り出しだ。絶対最高の令和最初の夏にしような。

一昨々年の夏は、まだ学生だった。学生最後の夏だった。そんな夏を俺は、民間人としても、ケヤカスとしても、それなりに全うすることができていたような気がする。最後の夏休みの思い出を作りつつも、勢い良く坂を駆け上がり日に日に輝きを増していく彼女たちのことを、緩やかな下降線を辿りやがて死にゆくだけの尻すぼみな自身の未来を照らす光に見立て、応援していたような気がする。もうすぐ人生最後の長期休暇が終わる、程々な充実感とそこそこの寂寥感を晩夏の夕陽に見たのを今でも薄っすら記憶している。

一昨年の夏は、新卒だった。20余年ぬるま湯に浸かりのうのうと生きてきたツケが回ってきたのだろう、見事社会人生活へのソフトランディングに失敗した俺は毎日エゲツないストレスを溜め込みリアルガチで鬱病3歩手前の状態になりながらもどうにか社会人生活とケヤカスライフの両立に努めていた。通勤の行き帰りに聴く欅坂46の楽曲だけが、帰宅後に酒を飲み独りごちて観る欅坂46の番組だけが、俺の崩壊寸前の精神をギリギリのところで支えていた。あのときもし俺にこの趣味がなかったらと思うと、今でもゾッとする。アイドルがそこにいるただそれだけで本当の意味で心が救われることがあるということを、彼女たちが掛け替えのない青春を捧げて従事しているのはそんな尊い職業であるということを、実感した瞬間でもあった。

去年の夏は、クソ熱い夏だった。クソ熱い夏の瘴気にあてられ、当たり前のように欅共和国2018は全通した。3days中日のライブ中盤、花道最前でメンバーにバズーカ砲を顔面に向けられたとき、「あー俺クソ熱い夏とかよく知らねーけど多分こういうことを云うんだろうなー」って思った。その刹那、バズーカ砲が発射された。太陽に焦がされ火照る肌に降りかかる大量の泡がヒンヤリとして気持ち良かった。この時間が永遠に続けば良いと思った。しかしその後、推しメンはグループを卒業した。ピンチケ時代から細々とアイドルオタクをしてきて初めての経験だった。アイドルの旬は短くて儚い、やはりこの時間は永遠には続かなかった。メンタリティの根っこの部分がアイドルオタクなので、推しメンが卒業したらそのうち次の推しメンができるんだろうと、かねてから俺は自分自身のサガに対してある種の諦念のようなものを抱いて生きてきた。だが、できなかった。どうやら俺に甲斐性はないけれども、良くも悪くも節操だけはあるらしい。

今年の夏に、もう推しメンはいない。勿論死んだわけでも芸能界を引退したわけでもないし幸運にも彼女は今のところはファンミーティングや接触イベントを定期的に開催する動きを見せていて正確に言えば「いない」なんてことはないが、そういう話ではない。はたして推しメンはアイドルを辞めても「推しメン」で在り続けるのだろうか、その答えはアイドルオタク各人の推しメン観、ひいてはアイドル観に委ねられてくるものなのかもしれない。「推しメン」とは実存的存在なのか、概念的存在なのか、そういう話だ。なんてことはない、アイドルオタクがインターネットで話すことはいつだって観念的で抽象的で曖昧模糊としていると相場が決まっている。そんな答えの出ることのない問題に思索を巡らせながら、次第に埋まりゆく夏のスケジュールを見、ここ数年とはいささか勝手の違う季節の到来に思いを寄せる。

クソ熱い夏の魔物は、今年私に何をもたらすのだろうか。

夏はもう、すぐそこまで来ている。

 

 

 

秋元康カルタ

 やります。

 

参考までに筆者のプロファイル、

・アケカス生まれ

・ケヤカス育ち

・推しメンを失ったやつは大体友達

 

それでは対戦よろしくお願いします。

 

 

あきらめるなら一人でいいけど 夢を見るなら君と一緒がいい

今、話したい誰かがいる / 乃木坂46

 

イタセクスアリスとは片想い

1994年の雷鳴AKB48 チームサプライズ

 

ウインクは3回 1回じゃ少なすぎる 4回は多いし

ウインクは3回 / HKT48

 

遠距離ポスター 近くにいるのに 君は切ないほど 手が届かない

遠距離ポスター / AKB48 チームPB

 

折れるほど抱きしめて 未熟な愛を許して

背中から抱きしめて / AKB48 Team A

 

カーブ曲がり 身体が傾く時 その方向は 同じさ

重力シンパシー / AKB48 チームサプライズ

 

希望は体力 まだまだ大丈夫

前のめり / SKE48

 

唇に触れたのは 柔らかなダイヤモンド

12秒 / HKT48

 

決心のきっかけは 理屈ではなくて いつだってこの胸の衝動から始まる

きっかけ / 乃木坂46

 

木漏れ日の密度で もうすぐ夏だよって 風が教える

君は僕だ / 前田敦子

 

最後に 今日だけ 愚かな愛に付き合って 夕日が隠れるまで

Only today / AKB48 Team A

 

しがみついた青春 傷だらけの栄光 あんなに燃えた時代は もう二度とは来ないよ

しがみついた青春 / NMB48

 

すぐに燃え尽きる恋より ずっと愛しい君でいて

10年桜 / AKB48

 

青春が息をする

RUN RUN RUN / AKB48 ひまわり組

 

想像上のジェラシーの鳥 羽を広げながら

誰のことを一番 愛してる? / 坂道AKB

 

誰もみな 胸に押し花のような 決心をどこかに忘れている

桜の木になろう / AKB48

 

知性のどん底を守る あぁ バカのセンター

ハステとワステ / BKA48

 

つらくなるだけの恋のウイルスは洗い流してしまおう

Green Flash / AKB48

 

出逢えたこと それが運命 別れたこと それも運命

ダンケシェーン / 乃木坂46

 

度が過ぎた愛しさを あやまろうと思う

ごめんね、SUMMER / SKE48

 

涙に色があったら (人はもっとやさしくなる)

世界には愛しかない / 欅坂46

 

2回 恋をした 僕の胸の奥で 眠ってた時が目覚める

君に会うたび 恋をする / AKB48 Team A

 

濡れたその頬 乾く頃 笑顔を思い出してる

蒸発した水分 / NGT48

 

ねえ この世には オトコ・オンナ・ゲイしかいないの

Dear my teacher / AKB48 Team A

 

野良猫と 私 違うわよ 家出して来たシャムネコさ

シャムネコ / AKB48 Team K

 

花のない桜を見上げて 満開の日を想ったことはあったか?

二人セゾン / 欅坂46

 

左の足首に リグレット

11月のアンクレット / AKB48

 

Probablyに近い もっと 確かなもの

言い訳Maybe / AKB48

 

ペダル漕いで 回った車輪の分だけ 夢に近づけばいい

ペダルと車輪と来た道と / STU48

 

本当の 孤独は 誰もいないことじゃなく 誰かがいるはずなのに 一人にされてる この状況

 キミガイナイ / 欅坂46

 

真っ青な空を見上げて 誰かのこと思ってますか?

47の素敵な街へ / AKB48 Team 8

 

未来はいつも思ったよりも やさしくて 風景がふいに滲んで来る

Maxとき315号 / NGT48

 

昔の彼氏に 心が動いた 逃した魚 大きく見えるなんて・・・

小池 / AKB48 Team A

 

目と目が合った瞬間 こうなる運命だった

LOVE修行 / AKB48

 

モノズキ1号 君を呼んだら きょとんとした顔して 「好きなのに・・・」 そう言った 嬉しいけど・・・

モノズキ1号 / ノースリーブス

 

やがて溶けてなくなるのに この地上を目指している 白い雪よ その意味教えて

私たちのReason / AKB48

 

夢と石灰はまだ残ってるはず 誰も行ってない永遠はこの先だ

永遠の白線/けやき坂46

 

夜空のあの星は 手に届かないから美しい

ゼンマイ仕掛けの夢 / 欅坂46

 

来年の夏はまた きっとここに来るだろう 愛するとは言葉はなくていい そばにいることだ

ひと夏の長さより・・・ / 乃木坂46

 

理想だけを語り合った青春

LOVE TRIP / AKB48

 

ルイボスティーを飲みながら なぜ 一人微笑むの?

裸足でSummer / 乃木坂46

 

Ready!Go!Go!Go! Ready!Go!Go!Go! 白んだ空は希望だ あの太陽は私だ

アイドルの夜明け / AKB48 Team B

 

ロックだよ 人生は・・・

ロックだよ、人生は・・・ / AKB48 ひまわり組

 

わざと山側を選んで来た そういう目で君を見ない

僕らのユリイカ / NMB48

 

 

以上、44フレーズ。

 

やってみた感想...

狭くて浅い俺 もう Good night

 

お後はよろしくないようで。

それでは。

 

走り出す瞬間 新曲ソート

第1位 ひらがなで恋したい

理由:ひらがなけやきの本質に限りなく近接している(ように思える)から。「ふりがなをふらなきゃわかってもらえない 心のこの感じ(漢字)どう伝えればいい?」という歌詞が、漢字欅と比較したときのひらがなけやきアイデンティティーを端的に表現している(と思える)から。「欅坂46サイレントマジョリティーだけ聴いたことある」程度の温度感の民間人たちにひらがなけやきの何たるかを知ってもらうなら、この曲かなと思う。まぁ「欅坂46サイレントマジョリティーだけ聴いたことある」程度の温度感の民間人たちは、欅坂46に先んじてひらがなけやきの新譜を手に取ることはほぼありえないのですが...。もしかしたらそういうこともあるかもね、レベルの話。何かと批判が集まっている最後の「がながなひらがながな〜」も、僕はそういう意味不明さも含めてひらがなけやきだと思うので良いと思う。あと、「単純で明快」「ストレート」「やさしい」といった、曲全体に散りばめられているひらがな(一般名詞)の性質がそのままひらがなけやきの色であり、欅坂46との差別化ポイントでもあり、ウリなんだと思う。特に「やさしい」は、ひらがなけやきの原点であり原典にしてmasterpieceと名高い「ひらがなけやき」の歌詞にもあるので、ひらがなけやきの最大の魅力はハッピーオーラというより、そこにあるのではないかと考えたりする。(今考えた)
 
第2位 おいで夏の境界線
理由:俺は秋元康の子、ピアノイントロに滅法弱い。俺は秋元康の子、好きな子と"良い人"以上の関係に進展できず悶々としたまま夏を終える歌に滅法弱い。俺は秋元康の子、青春コンプレックスの塊。今年の夏のアンセムはこれで決まり。この夏の主役も我が坂がいただきだ。
 
第3位 線香花火が消えるまで
理由:アイドルは儚い。儚いアイドルが儚さをテーマにした曲を儚く歌い上げる。これ以上はない。もう一度言う。アイドルは儚い。アイドルの旬は短くて儚いから、俺はその一瞬に自分の全人生を捧げる。(画像略)ってか、トミスズ、こにょ、美玖ちゃんのトリオ良くないですか?三人の歌声が上手く調和してハーモニー奏でてて良いよね。というより、二期生は声の性質が似ているというか、良くも悪くも同じ方向を向いてるというか、それが良く機能してるのがこの曲なのかな、みたいな。あと、「チリチリ燃えて チリチリ開く」というフレーズで「"花"火」を描写してるところにグッとくる。アウトロで「fu fu fu fu...」がフッと途切れる瞬間が線香花火の火の玉がポトリと落ちる瞬間と重なって、趣深い。
 
第4位 居心地悪く、大人になった
理由:齊藤京子の声質はひらがなけやき、乃至欅坂46(広義)の宝だから。(ちなみに前田敦子の声質はアイドル界の至宝です。)「それでも歩いてる」もそうだけど、この手の曲は結果的にひらがなけやきの幅を広げることに繋がるから定期的に欲しい。
 
第5位 こんな整列を誰がさせるのか?
理由:上と被るけど、こういう楽曲はひらがなけやきの幅を広げる役目を果たしているからどんどんやっていいと思う。歌い出しのみーぱん→きょんこ→としちゃんの流れ最高。こういうカッコいい系の曲できょんこの低音ソロパートはめちゃくちゃ映えるから最高。一期生は声質がとっ散らかってる感じが良くも悪くも耳に残りやすい気がする。俺は全然アリだと思う。(声質声質言うわりに特にこだわりがない人)あとライブでのメガネ姿が最高だった〜〜〜。
 
以上5曲、勢いで書きました。
ご査収ください。
 
終わり
 

2017年、秋冬。

2017年もあと1日で終わる。

使い古された感想かもしれないが、今年は本当にあっという間だった。迫る卒論の締め切りと共に絶望の一年の幕開けとなった1月から仕事の締め切りに追われた結果有給を取り消される憂き目にあった12月まで、あっという間に駆け抜けた一年だった。20余年生きてきてこれほど劇的な環境の変化は初めてだったと思う。学生と社会人の違い、覚悟したつもりではいたがいざ実際に社会人になってみるとそのギャップに驚かされ困惑させられる、そんな大きく変わった生活環境に順応するために用意された一年だったのではないか、と思う。来年はどんな一年が待っているのか今から楽しみであるそれはない楽しみではない働きたくない不労所得で生活したいお金が欲しい4000兆円だけ欲しい!

 

などとここまで書いてみたがアイドルオタクの人生の与太話になど誰も興味がないだろう。ましてやこのまま続けると鬱々しく仕事の愚痴を垂れ流してしまいそうだし。オタクは愚痴をインターネットに漏らすな、心の叫びはMIXに昇華してゆけ。只今の日付は2017/12/31、どうにかこの記事を今日中にアップしようと猛烈な勢いで打鍵(フリック入力)し続けているわけであるが、前回の記事では今年の夏を振り返ったことだし、今回は今年の秋冬をザザ~っと振り返ってゆきたい。

 

 

10/31 渡辺麻友 卒業コンサート~みんなの夢が叶いますように~

 

僕は渡辺麻友のことが好きか嫌いかで言えば、好きだ。嫌いではない。ただ積極的に好きだったかと言われると、そんなことはなかった。AKBのオタクだった時代、僕はシンプルにチームA至上主義者、さらに言えば、敬虔なる小嶋陽菜終身名誉神推しだったので、チームBの象徴であるまゆゆに対して興味を抱く機会が少なく、誤解を恐れずに言えば無関心だった。勿論「可愛い」とは思っていたし、そのアイドル性の高さについても認めていたつもりだ。ただ"何でもありのAKBですぜ"という歌詞にもあるように、たくさんのメンバーの個性と個性のぶつかり合いに手を替え品を替え運営主導で行われるサプライズによって巻き起こるダイナミズムを推進力に大きく成長してきたのがAKBだ。今でこそAKBは、"王道"のイメージが少なからずあるが、最初から王道アイドルグループとは見られていなかったと思う。10年代のアイドルブームの火付け役であり、その周辺にカウンターとして色々なタイプのアイドルを従えアイドル戦国時代の盟主としてシーンを牽引してきた実績と共に頂点を極めた結果、その道が王道になっただけだ。そんなダイバーシティに富んだグループの中で、まゆゆの"正統派アイドル"というイメージは、僕の目にはいささか個が埋没しているように映っていた。まゆゆのことが好きな人はまゆゆの色々な一面を知っているだろうし僕もまゆゆが正統派アイドル一枚看板でここまでやってきたとは思っていない。でも、顔が可愛いにプラスアルファが欲しいよね~、そう勝手に思ったりしていた。では何故そんな僕がまゆゆの卒コンに行こうと思ったのかというと、久しぶりのAKB大箱コンサートだったというのもあるし、最後の神7の卒業を見届けたいという思いもあったし、TIFの名残で久しぶりにmasterpieceでよっしゃ行く悦びを思い出したから、でもある。そんな感じで、まゆゆに特別な思い入れを持って臨んだわけではないまゆゆ卒コンだったけど、中身は本当に素晴らしいものだった。「素晴らしい」の一言で済ませてしまうのはいささか陳腐かもしれないが、まゆゆがアイドルとして過ごした11年間に恥じぬコンサートだったと思う。これまでのまゆゆの歩みを振り返りつつもまゆゆの信じるアイドルの道を体現したようなセットリストが本当に良かった。必ずしも良いことばかりのアイドル人生ではなかったと思うけど、まゆゆの歩んだ道は正しかったんだと確信させてくれる、それだけの説得力を持った楽曲群、パフォーマンス、演出だった。言うことなしだった。個人的には、「完璧ぐ~のね」「呼び捨てファンタジー」「オネストマン 」「アボガドじゃね~し...」など、やって欲しいな~って思ってた曲をドンピシャでやってくれたのが本当に最高だった。そして、コンサートが終わりに向かうにつれてまゆゆがグループを卒業する実感が改めて湧いてきて、まゆゆがアイドルを辞める重み、まゆゆのこの11年間のアイドルとしての覚悟について考えさせられ、「あ~まゆゆ辞めないで...」という思いがドンドン増してきて、コンサート終了後オタクとお酒飲んだときにはジーンと熱く込み上げてくるものがあった。この気持ちはコンサートの後も今日この日まで日に日に大きくなり続け、ついに先ほど紅白の出番を迎えてしまった。今年の紅白のAKBの出番は、視聴者投票で選ばれた3楽曲をその場で発表し、その場でパフォーマンスをする、というものだった。結果はというと、11月のアンクレットが投票で1位になった。正しい人が正しく評価されて正しく送り出されていくのはこんなに良いものなんだなと、つくづく思った。まさか自分がこんなにまでまゆゆに対して名残惜しい気持ちになるとは思わなかったな。まゆゆ、辞めないで...

 

 

11/8 乃木坂46 真夏の全国ツアー2017 FINAL! 東京ドーム公演 Day 2

 

俺はケヤカス。AKBから直に欅坂46に流れたオタクであり、秋元康の奴隷なのに乃木坂を経由することなく欅坂に流れた稀有なオタクだ。気恥ずかしながら欅坂に流れるまで乃木坂の現場に足を運んだことはなかった。初めて乃木坂のライブを見たのはTIF2017という体たらくだ。そんな俺が何故突然乃木坂東京ドームコンサートに行こうと思ったのか?これを言うと乃木カスに嫌われるかもしれないからあまり言いたくないが、簡単に言えば東京ドームのようなクソデカい箱でのコンサートは座席を問わずオタク歴を問わずとにかくエモくなれるからだ。まぁ、それは冗談として、欅坂を好きになって、同じ坂道繋がりで逆に乃木坂にも興味が向き、乃木坂のコンサートに行きたくなるのは、何ら不思議ではないだろう。東京ドーム新規だって、いるのだ。過激派の乃木カスに叩かれたくないから「きっかけ、クソエモい」とか「まいやん可愛すぎわろた笑」とかザコいことを言うのは心のうちに留めておくけど、僕自身とても楽しめたし、満足感は高いコンサートだった。あえて気を衒うということはせず、実直にグループが培ってきたキャリアを振り返る、そんなコンサートだったのではないか、と思う。語ってもボロが出るだけなのであとは黙っておこう。ついでに余談っちゃ余談だけど一つ。今現在ちょうど過渡期を迎えているグループの勢いを、メンバーからもオタクからもとても感じられたのが印象深い。2012年のAKB東京ドームコンサートに行ってたらこういう雰囲気だったのかな...と一生拭い去れないオタクコンプレックス(アケカスだったのにAKBの初東京ドームコンサートに足を運んでいない)が刺激されてしまったというここだけの話。

 

 

12/13 けやき坂46 ひらがな全国ツアー2017 FINAL! 幕張公演 Day 2

 

図らずも私の2017年オタク納めの現場となってしまったこのイベント。ひらがなけやきは、どうしてもグループ発足の経緯からか漢字欅と比較して評価されることが多い。比較される中でどう漢字欅と差別化を図っていくか、どう個性を際立たせていくか、その答えはメンバーたちもよく口にする"ハッピーオーラ"というキーワードに全てが集約されていると思うが、まさにそれをコンサートで見せつけられた形となった。ひらがなけやきのオリジナル曲はもちろんのこと、漢字欅から借りてきた曲たちもただコピーするだけじゃなく、その根底にひらがなけやきならではのポジティブな指向性を感じることができた。またもや気恥ずかしながらひらがなの単独コンサート参戦は初めてだったのだが、"ハッピーオーラ"以上に、ひらがな一期生のパフォーマンスからは"ひたむきさ"を感じた。長濱ねるを端に発して始まったひらがなけやき、その起源たる長濱ねるの離脱、そしてひらがな二期生加入。長濱ねるがいなくなってパワーダウンしたとは思われたくない、ほぼ一期生だけでのライブは今回が最後かもしれない、そんな想いがあったのかもしれない。ひらがな一期生からは「今という時間を大切に全力で駆け抜ける」ひたむきさを感じた。だからこそアンコールの二人セゾンは特にパフォーマンスが映えていたと思う。あとは、個別のメンバーの話になるけど、カゲが凄かった。世界には愛しかないのポエトリーパートの表現力、AM1:27のダンスの表現力、どれも凄まじかった。Re:Mindでもアレがアレしてアレだったしカゲはこの1ヶ月で一番印象が変わったメンバーかな。あと、手を繋いで帰ろうかのラストで齊藤京子高本彩花がチューすると見せかけてチューしない...と見せかけてやっぱチューしたんだけど、それがめっちゃひらがなけやきっぽくて良いなぁ...ってなった。今年ひらがなけやきは、漢字欅に足りない部分を補完する形で、さらにそれだけに留まらず個々のメンバーの地力を上げグループとしてのシナジーを強めることで漢字欅と比較しての評価を上げるだけでなく、絶対的な存在感を増してきたと思う。ひらがなけやきの扱いが今後どうなっていくか、二期生をどう絡めていくかも含めて来年はますますひらがなけやきの時代になっていくのかな、とか思ったり。

 

 

 

 

以上、3件。

今年の夏の欅坂46全国ツアーファイナル以降に足を運んだ大きなイベントについてザザ~っと振り返ってみた。漢字欅専推しなのに漢字欅のイベントに全然行かなかったけど、それでも自分が普段追っていないグループの現場は新鮮な気持ちで楽しめるのが、いいよね。

 

 

漢字欅は、ライブを、しろー!!!!!!

 

 

駆け足で文章を書いたので後から加筆修正するかもだけどとりあえずここで一区切りってことで。

 

2018年、どうなることやら。哀しいかな、オタクを辞める理由が今のところないので、とりあえず突然辞めるってことはないだろうけど、それなりに良い一年にしていけたら良いな。

 

 

おしまい。

 

 

2017年、夏。

2017年夏が終わった。

もう9月も半ば、当たり前だ。何を今さら、と思うだろう。二人セゾンがなんだか心にしみるこの秋という季節に夏を振り返るのは野暮なことかもしれない。が、今回だけはどうか見逃してほしい。
 
今年の夏は、例年に比べて雨の日が多かったためか、何をしても体の芯から汗が噴き出てくる、そんな毎日を送ることもなく、"暑い"という印象はそれほど感じられない夏だったように思う。しかし、それ以上に"熱い"夏だった。印象深い思い出がたくさんできた。印象深い経験がたくさんできた。思い返したときに頭に浮かぶ率直な感想は、「めっちゃオタクした」だ。そもそも"適度なオタク活動"がモットーの私は今まで、ひと月に一回、良くても二回程度しかオタク活動をしてこなかった。これは私が学生時代、労働があまりにも嫌いすぎて生活するのに最低限の収入を得られる程度しかアルバイトに時間を割いてこなかったことに起因する。だが今年度から私も晴れて社会人になり、良くも悪くも金銭的余裕ができるようになってしまった。その結果、休日に暇とお金を持て余した私が例年よりたくさんオタク活動を執り行うことになるのは、あるいは当然の帰結と言うべきなのかもしれない。あとは、そう、単純にオタクの知り合いが増えて現場に行きやすくなったことも大きいかな。とまぁ余計な前置きはこの辺にして、このクソ熱かった夏を、欅坂46を追っかけた夏を、試みに振り返ってみようと思う。
 
 
<2017年7月22日> 欅共和国2017 1日目
私の"2017年夏"のスタートは、やはりこの日だと言えるだろう。欅共和国2017。1stアルバム発売を記念して、富士急ハイランドで開催される野外初ワンマンライブだ。このライブへの期待感は正直尋常ではなかった。なぜなら、ガッツリ欅坂46のライブを見るのが去年の年末の有明ワンマン以来およそ半年ぶりだったからだ。また、ライブの何日か前には1stアルバムリリース、さらにその何日か前には今泉3ヶ月ぶりグリーティングカード更新。1stアルバム発売記念ライブということで俄然高まる新曲披露への期待、そして...。今思うとなんて早計なんだとなるけれど。期待せずにはいられなかった。グリーティングカードなんて更新されたら・・・期待しちゃうよ(´._.`)
ライブの内容については、正直期待外れというか、肩透かしを食らったというか。こっちは1曲目からアルバムの新曲が来ると思っていたから。まさかサイレントマジョリティーから始まり世界には愛しかない、二人セゾンと連続でシングルをやってくるとは思わなくて。二人セゾンが終わったあたりで薄々「あ〜はいはい、そういう感じね」と何となくこのライブの位置付けを察してしまい、わりと萎えてしまったのが正直なところ。こっちが勝手に早とちりしていたのが悪いけど、集客のためとはいえ思わせぶりなことをチラつかせるのはあかんよ〜ケヤカス運営〜ケヤカス運営氏〜〜。セットリストもあまり曲順の意図とかが感じられず、う〜んって感じだった。それでも個々の楽曲のパフォーマンス自体の成熟度は増してたし、そこに関しては申し分なかったな(オタク特有の上から目線)アンコールの「誰のことを一番 愛してる?」には驚いた。元々坂道っぽい欅っぽい楽曲だと思ってたけど完全に自分たちのものにしててスゴかった。でもこの曲の振り入れするなら新曲の振り入れを一曲でも多くやってほしか(ry。そして何と言っても圧巻だったのがラストの「不協和音」。私はあの、世に評判高い1周年記念ライブの「不協和音」を生で見れていない側の人間なので、それと比較することはできないけど、あの日のベストアクトはと聞かれたら間違いなく「不協和音」と答えるだろう。それくらいの衝撃、昂揚感、鼓動の高鳴りを味わった。それまでにライブに対して抱えていた不満を吹き飛ばし、関東の奥地にまで行った甲斐があったとさえ思わせてくれるようなパワーを感じた。
元々欅共和国は1日目しか行くつもりがなかったんだけど、2日目の当日券が取れると聞いて1日目終演後に一応悩んでみて、結局様々な要素を考慮して2日目は不参加を決意した。2日目はオーラスで「危なっかしい計画」を初披露したようだけど、自分の選択に後悔はない。見栄やプライドの鎖に繋がれたようなつまらないマウント取りたがりオタクは置いてゆけ。
 
 
<2017年8月5,6日> TIF2017 Day 2, 3
Tokyo Idol Festival 2017。言わずと知れた女性アイドルイベントの総本山。今年はその2日目と3日目に参加した。ちなみに去年は欅坂46が出たけど当時鬼のような金欠につき不参加。家のベッドでTLを更新しながら楽しそうにサイレントマジョリティーを踊るオタクの動画を歯痒い表情で見つめていたのが懐かしい。今年は、当初の予定では欅坂46が出る2日目しか行くつもりなかったのだが、乃木坂46の3期生が出ると聞いて結局3日目もチケットを購入してしまった。完全に秋元康に振り回されている。一生秋元康の奴隷である。
 
欅坂46の話をする前に全般的総括の方を。
 
Day 2
AKB48 16期研究生→欅坂46ベイビーレイズJAPAN虹のコンキスタドール神宿AKB48 16期研究生→わーすた→STU48→BiSH→HKT48
 
個人的ベストアクトランキング
第1位 AKB48 16期研究生@HEAT GARAGE
第2位 虹のコンキスタドール@SMILE GARDEN
第3位 HKT48@HOT STAGE
 
 
Day 3
SKE48→NGT48→Party Rockets GT山口活性学園→ひめきゅんフルーツ缶→虹のコンキスタドールAKB48 Team8→AKB48 Team8→PASSPO☆→SUPER☆GIRLS→まねきケチャ乃木坂46 3期生
 
個人的ベストアクトランキング
第1位 乃木坂46 3期生@HOT STAGE
第2位 NGT48@HOT STAGE
第3位 AKB48 Team8@SMILE GARDEN
 
 
偉いアイドルは巷に数あれど、やはり自分は秋元康の奴隷であると改めて実感させられた2日間だった。2日間で嫌という程ポニシュを見させられたけれど、それでもあのイントロの切なくも美しいピアノの旋律が流れ始めるとパブロフの犬がごとく勝手に体が反応してデカい声を出す体勢を整えようとしちゃうんだよね。飼い慣らされてるよなぁ。まぁええか、 「ずっと ずっと」はアケカスが誇る珠玉のmasterpieceやし。
 
 
そして、TIFの欅坂46の話...個人的にはあまり良くなかった。Overture後、一曲目は危なっかしい計画で、今回が自分にとって初の"危なっかしい"だったのでイントロの一音目聴いた瞬間に全身の血が一斉にケヤケヤした感覚は今でも残っている。ただ、ニュースにもなってたように、ところどころでモニターに抜かれる平手が目に見えて異様な雰囲気を醸し出していて。ずっと頭は垂れっぱなしだし、ダンスもまともに踊れてないし。それでいて周りのメンバーは至って正常運転で。まるでメンバーには平手が見えていないかのような。そのポジションだけ最初からポッカリ穴が空いてるかのような。その光景が違和感ありすぎて待望の初"危なっかしい"だったけどまともに盛り上がれなかったのが正直なところ。TIFの前に始まった全国ツアーでの異常事態は聞いてたけど、そのリアルな様子をTIFで垣間見て色々と考えさせられてしまった。結局、欅坂46がデビューして一年半近く駆け抜けてきた中でずっと課題点として言われ続けてたことが解決されぬまま顕在化したのが今年の夏だったんじゃないかな、と思う。平手が崩れたらグループとしてのライブパフォーマンスはどうなるのか。他のメンバーはどう対応するのが正解なのか。そもそもそういったことを踏まえてこれからも平手ワントップ制でいくべきなのか。グループが異常なスピードで肥大化していく中で生まれた歪みを少しずつ正していくのが今後の至上命題なのではないか、と思う。
 
 
<2017年8月12日> RIJ2017 Day 4
ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2017。毎年行ってるイベントで、自分の中で夏といえばこれだったので、今年も行けてよかった。CDJ16/17に引き続き参加日は、欅坂46が出る日にした。当日は、朝早く起きて特急で茨城へ。あのクソデカいGRASS STAGEに欅坂46が立つという時点で既にエモくて道中からずっとケヤケヤ...失礼、ソワソワしていた。
欅坂46はGRASS STAGEのトップバッター。最前近くでの圧縮リスクを回避して少し後ろ目の機材テントあたりで観覧。今回はTIFや全国ツアーとは違ってオーディエンスのほとんどがアイドル畑外の人ということでアウェーの地で絶対失敗はできないうえ前週のTIFのことがあって不安に思ってたけど、結果的にはそれは杞憂だった。まず、セットリストが、ロック畑でのライブってことも踏まえて、完全に勝ちに来てたのが良かった。今の欅坂46がフェスで見せられる全てが詰まってたと思う。平手も調子は悪くなさそうで、全体のまとまりもよかった。メンバーのパフォーマンスからも勝負かけてる感じがヒシヒシと伝わってきた。ラストの不協和音まで息つけないままあっという間の時間だった。あと、久しぶりにステージ全体を一望できる場所で見れて、フォーメーションの移り変わりとかを再確認できたりして、それも楽しかった。「結局平手次第やんw」みたいにはなったけど、ライブ後にオタクと飲んだビールは格別で、「勝利の美酒に酔いしれるとはこのことか」となった。勝利したのはオタクではないのにね。
余談だけど大トリのRADWIMPS、中高時代の通学時間のお供だったRADWIMPSを初めて生で見れて深く感動してしまった。おしゃかしゃまのイントロでマジでデカい声出してしまったの恥ずかしい。
 
 
<2017年8月29,30日> 全国ツアー2017幕張公演両日
8月最終週。破竹の夏休み10連休のちょうど中日。このクソ熱い夏の総決算(フレーズ擦りすぎ)。見せてくれ欅坂46、最高のエンターテイメントってヤツを。教えてくれ欅坂46、お前たちが最高のグループだってことを。
 
 
8/29。幕張公演1日目。全国ツアーが終わったらしばらく現場予定がなかったので思い残すことがないよう気合いもひとしおに入れて幕張メッセへ向かう。ペンライト、OK 。推しタオル、OK 。チケット、OK 。アルコール、OK 。準備は万端。後はケヤつくだけ。FlashlightからのOvertureの流れ、今回初めて見たけど、アレがもうスタンダードになっちゃったのかな。まぁいいんだけど。イキりすぎとちゃう?とは思う。まぁいいんだけど。で、その後からは本編。アルバム新曲中心の構成。欅共和国からずっと待ち望んでた新曲のパフォーマンス。余談。聴覚から拾える情報量が常人より圧倒的に少ないのか分からないが、俺は自慢じゃないけどライブパフォーマンスやMVを見て視覚から情報を収集しないと曲の印象をまともに捉えることができない。曲の輪郭がボヤボヤしてしまう。だからこそ今回新曲パフォーマンスを見ることがとても楽しみだった。新鮮な気持ちでずっとワクワクしながら見ていたと思う。そして、そのときは突然やってきた。ライブ中盤、ユニット曲コーナーの途中、猫の名前のパフォーマンスが終わった後だったと思う。加藤史帆と佐々木久美が捌け、ステージに残った菅井と守屋のMCが始まる。そこで菅井から発せられた「私たちがずっと待ち望んでたあの曲です」みたいなMC。まさかとは思った。しかし、俺は欅共和国で散々"アルバム新曲やりますよ"感を煽られた挙句蓋を開けてみたらアルバム新曲披露なしという酷い仕打ちをつい1ヶ月前に受けている。今回は信じていいのだろうか?またお得意の思わせぶりなやつじゃないのか?どうなんだ?どっちなんだ?助けて、推しメン............そして鳴り響くあのイントロ。ピアノとストリングスで始まるイントロ。毎朝、毎夜、通勤時間に何度も聴いてきた曲、"夏の花は向日葵だけじゃない"。幕張公演1日目の中盤、このタイミングで愛すべき推しメン、今泉佑唯が4ヶ月ぶりにステージ復帰を果たした。そこからは動揺のあまりただただステージを見つめ続けてしまっていたと思う。多分終始口開きっぱなしでアホヅラ晒してたと思う。このタイミングでの復帰は全く予想してなかった。blt graphのインタビューで紙面復帰は既に果たしていたからそう遠くない未来だとは思ってたけど。ツアー中に復帰するとしても千秋楽のアンコールとかかと思ってたから。戻ってきてくれて本当によかった。blt graphのインタビューでも休養中色々思うところがあったように語ってたけど、こうしてまた姿を見せてくれたのが何よりも嬉しかったな。今泉佑唯、一番好きなSunflowerです。そして、アンコールで再登場したんだけど、その後の曲もまた良くて。久しぶりの21人でのサイレントマジョリティーを見られたり。平手鈴本今泉の並びの盤石感がやっぱりこの曲には欠かせないなって。Twitterで散々言われてたことだけど、二人セゾンの「君は突然僕のイアホン外した」のときのゆいちゃんずが揃ったのも感慨深かった。ゆいちゃんずのパフォーマンス、また早く見たいな。
 
 
8/30。幕張2日目。そして全国ツアー千秋楽。前日に優勝(2016年のTwitter)していたため、ほぼ勝利を確信した状態でライブに臨むことができた。
今までのツアーでのセトリから言って中身はほぼ昨日と変わらないだろうけど、新曲のパフォーマンスまた改めて見たいしってことで、期待値高めで臨んだ。案の定本編はほぼ同じだったので、割愛。それでも改めてここのパフォーマンスは〜ここの演出は〜って感じで見直すことができてかなり満足できた。そして問題のWアンコール。アンコールまででWアンコールでできそうな曲はもう使い果たしてたし何の曲やるんだろう?と疑問に思ってたらまさかの自分の棺が始まって度肝を抜かれた。めっちゃゴリゴリに演出するやん、Wアンコールされる読みWアンコール、賛否両論だろうなぁと思いながら見てた。僕は否定派。アンコールってあくまでオーディエンス起点のものであるべきだと思うし。それをあらかじめセトリに組み込んで予定調和にしちゃうのは違うかなって。まぁ新曲見れたからどうでもいいのですが。そして中身はというと、平手の表情がもう怖かった。これに尽きる。この一ヶ月の間に溜め込んだドス黒い感情を全て外に放出しているかのような。今にも消えてしまうんじゃないか、辞めないで〜、とか思ってしまうほどに、曲に入り込んでた。そして、最後の不協和音。今までのツアーの評判を全てゼロに還してしまうかのような、圧巻のパフォーマンスだったと思う。リリース当初は決して評判が良かったとは言えなかったこの曲だけど、ライブの評価を左右するほどの存在感を発揮する曲に化けて感動した。あと、平手友梨奈、マジで何モンだよ。間違いなく過去イチの不協和音、ありがとうございました。ただ、これからのライブが、不協和音やるかどうか、または、不協和音の出来次第で、ライブの評価も大きく変わってしまいそうで、そこはどうにかしてほしい。結局、前述した課題とグループがどう向き合うか、だよね。
 
 
2日間通じて他に見てて良かったなって思った曲を何個か...
①少女には戻れない
サトシめっちゃ綺麗やん...ってなったし、石森のパフォーマンスの凄みも感じたし、見直した(オタク特有の上から目線)
 
②猫の名前
ニャーニャーみたいなコールをオタクに求める守屋鬼だなと思いつつもめっちゃ楽しかったし、加藤史帆の評価がめちゃめちゃ上がったのもこの曲。
 
③沈黙した恋人よ
そもそもピアノイントロって時点で既に偉い。オタクピアノイントロ好きがち。加藤史帆の歌い出しやべ〜。みんなちゃんと歌唱として成立してるのもすごいよなぁ。あと、どっかのタイミングでモニターに抜かれた齊藤京子の謎の表情がなんかウケた。
 
④君をもう探さない
ライブ見る前はなんかボヤボヤした曲って感じで自分の中で上手く捉えきれていなかったけど、ライブで化けた曲だと思う。突然モニターに全身ビショビショの平手が映ったのはなんかウケたけど。今ではかなり好きな曲。
 
⑤誰よりも高く跳べ!
元々好きだったけどどうしても書きたいので。一番沸いた曲かも。誇張なく一番会場で盛り上がってたのこの曲じゃなかった?気のせいかな?イントロの爽快感が好きすぎる。この曲はメンバーとファンで徐々に無敵の沸き曲に育て上げていった感じがしてすごい良いよね。まぁひらがなの全国ツアー参戦ゼロの俺が何言ってんだって話なのですが...ひらがな...良いよなぁ...
 
 
 
 
 
以上、合計6日程。色々なところに行って色々なことを感じることができた、良い夏だった。推しメン不在なのによくこんなにオタクしたな、俺...。推しメンは好きだし、欅坂46というグループも好きだってことが実感できた夏だったしそういう意味でも良かったのかな。か〜っ、オタク辞めらんねぇ〜〜〜。
今後の現場の予定は一切ないので、しばらくの間はTwitterに隠居(存在しない日本語)かな。
 
それでは、またオタクさんたちと欅坂46に乾杯できる日が来るのを願って...
 
 
終わり